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新企画 B君焼きがまわる

38度と言う異常な天気続きで滅入ってしまいそう。

それでも晴れが好き。ハレが好き。ハレルヤ!



女子を追い続けた高校生活も終わり、みんなそれぞれ

の道を歩いて行った。



B君は東京に行ってしまった。実は僕たち関西出身であ

る。東京は少し遠い。距離と言うより気持ち的に・・・



ただ昔と変わらず女子が好きだ。ある時友人が「女の子

と一緒ディズニーランドに行かないか?」と言ってきた。

二つ返事で「行く!」と答えた。



〇〇日の何時に東京の○○で待ち合わせと言うことになり

(相手はどうも東京の子みたい)前日から東京に行くこ

とにした。



泊まるところも節約と言うことでB君のアパートに転がり

込むことにした。B君は東京で今で言う某有名キャスタ

ー(昔のプロレス実況・今の報〇ステ)のマネージャーをしていた。



当然勤務は不規則、朝も夜もない。僕たちがせっかく行っ

てやるといってるのに仕事を優先させた。仕方ないが残念

だ。



新幹線で東京につき。田舎者丸出しでアパートを探す。やっ

とのことでアパートを見つけドアをノックするころはすっかり

日も落ちかけていた。



何の反応もない。ポストの中に手を突っ込むと鍵があった。

「グワチャ」っと鍵を開けて中に入る。



うっすらとした暗がりにコタツがボーっと浮かび上がった。そ

の上に何かある。手紙みたいだ。



「お疲れ様。今日はどうしても行かないといけない仕事があ

るので行きます。ただこの寒さなので近所の〇〇に行って、布

団を買ってください。」そう僕たちが行った東京は2月、とても

寒い。下宿暮らしに客布団などあるはずもない。B君は手紙と

ともに三万円を置いていた。







友達思いに感動しつつ、三万円を握りしめ商店街に行った。

にぎやかで活気がある。「腹が減った」と誰かがつぶやき、

感動の糸は切れた。



「久しぶりにうまいもんが食えるぞ!何にする?飲んだらぬ

くもる。大丈夫。」大丈夫と言う言葉に妙に説得力がある。



どんちゃん騒ぎは深夜まで続いた。風邪気味で目覚め、二日

酔いで待ち合わせ場所に行った。一組のせんべい布団と、くし

ゃくしゃになったメモを残して・・・昔のB君ならそんな迂闊な

ことはしなかった。

 

B君は東京に行って焼きがまわったようだ。


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